好きな映画:ダイ・ハード
昔の映画を見直したりしてて、多分一番好きなのがこの映画。一般的には「すごくヒットしたアクション映画」くらいに思われてるかもしんないですが、ストーリーが凄くよくできててすばらしい!張りまくった伏線にちゃんとオチがついてるし。
個人的には、当時NHKが放送してた「こちらブルームーン探偵社」でお気楽な探偵役をしてたブルース・ウィリスが大好きで、その流れで視た記憶があります。それでいうとシビル・シェパードも大好きで、このあたりは「タクシードライバー」につながるわけですが。
話が逸れた。
ブルース・ウィリス扮するジョン・マクレーン刑事といえば、悪態、皮肉、ボヤキ、そして下品な言葉遣いが魅力だったりするわけです。Shitに始まりFuck、Fucking、Motherfuckerのオンパレード。吹替え版じゃなかったら地上波で放送できないっていう。さらにヘビースモーカーで、3作目ではアル中まで設定に加わって、おおよそ今のアメリカ映画ではありえないヒーロー像というか。単なるマッチョイズムとは一味違って、めっちゃいい味出してる。
一番好きなシーンは、テロリストに見せかけた強盗犯一味のボス、ハンスとの最初のやりとり。
ハンス:「ジョン・ウェイン気取りのカウボーイか?」
ジョン:「どっちかっつーとロイ・ロジャースだな」
ハンス:「じゃあミスター・カウボーイ。勝算はあるのか?」
ジョン:「yippie kay ey, motherfucker! (やってやるよ、このクソ野郎!)」
※超意訳。
最後の台詞はシリーズ通しての決め台詞になる訳ですが(ググれば起源がわかる)、最後の対決のシーンで圧倒的に優位にたった(と思った)ハンスが、武器を捨てたジョンへ、かつて自分が言われた台詞を言ってみせるわけです。
ハンス:「君の言葉だと、こうなるのかな?yippie kay ey, motherfucker! (やってやったぜ、このクソ野郎!)」
諦めたように高笑いするジョン。つられるハンス…ここが最高のシーン。
このシーンは他にも伏線があって、相手一味がヨーロッパ製の服やタバコを身に着けてることにジョンが気づく、さらにリーダーのハンスが過去にドイツ赤軍に所属していた(らしい)という伏線から、ジョンに止めを刺そうとする仲間をハンスがドイツ語で制するところとか。
唯一納得できないのは、「逃げ出してきた社員」を演じるハンスとジョンが出会うシーン。ジョンは敢えて空の銃をハンスに渡して真実かどうか確かめる。だけど、ハンスが本当にプロなら空の銃を渡されて気づかないわけがないし(重量とか)、少なくとも薬室に弾が込められているかどうかは確認するはず。仮に「銃の扱いに関しては素人」っていう演技をしていたとしても、ちょっと無理がある演出かな〜と。
でも、気になる矛盾点といえばそれくらいです(編集でごまかしてるシーンとかは他にもありますが)。
それ以外は凄くよくできてるので(ジョンのベレッタと犯人一味のサブマシンガンの弾が一緒とか…)、ジョンの口の悪さを堪能するためにも是非英語版で視てください。あと、他にも山ほど伏線があるので、注意してみると面白いと思います。
最後に、この映画が作られた80年代の背景として、ジャパン・バッシングに代表されるような反日感情があったこと等と理解しながら視るといいかもしれません(ジョンとタカギ社長のやり取りとか)。
長々書きましたけど、面白いから是非視たほうがいいと思いますよ。吹替えじゃなくて英語版で。


